|
|
【Jユースサハラカップ2006 決勝トーナメント準々決勝 長居第2レポート】三菱養和、3度のセットプレーを得点に結び付け粘る大宮を延長で振り切る。名古屋は初タイトルへ向け、リベンジに燃える鹿島に完勝。
●Jユースサハラカップ2006 決勝トーナメント準々決勝 第1試合 三菱養和 5-3 大宮(11:02/長居2/300人) 第2試合 名古屋 3−1 鹿島(14:01/長居2/275人) ---------- ●第2試合 名古屋 3−1 鹿島 得点:20'小谷野顕治(鹿島)54'酒井隆介(名古屋)63'久保裕一(名古屋)79'久保裕一(名古屋) ---------
リベンジに意欲を燃やす鹿島の攻撃を名古屋がどうせき止め、持ち前の流動的なコンビプレーを繰り出せるかが勝負のポイントだった。「前から来るのは分かっていた」と名古屋のキャプテン吉田麻也。やや落ち着いた立ち上がりを見せる名古屋に対し、「ボールをさばける」(河崎淳一監督)佐伯大成が中央から左右に配球し、両サイドの小谷野顕司と忰山翔が頻繁に入れ替わり縦に仕掛けた。 慎重に対応していた名古屋だが、酒井隆介のミスパスからゴールを襲った諸岡辰哉を吉田が倒し、およそ20mのFKを与えた。小谷野の右足キックがクロスバーに直撃すると、リバウンドを再び小谷野が右足で叩き先制。だが、経験豊富な名古屋の選手達は動じなかった。相手の攻撃をFWにはDF、MFにはMF、DFのビルドアップには3トップが対応しながら、両ウィングの花井聖、新川織部のボールキープで徐々に盛り返す。30分過ぎにはMF福島新太が華麗なターンで忰山をかわし、左からクロス。リバウンドから右サイドバックの磯村亮太がミドルを放ったが、惜しくも枠を逸れて行った。
44分にも、花井から新川への危険なラストパスはDF畑中亮人の渾身のクリアに阻まれたものの、名古屋はいいリズムで後半を迎えた。鹿島が右から攻撃をした直後の10分に、MF福島新太を剛脚で追い越した左サイドバックの酒井隆介が一気のドリブルから右足を振り抜き、失点を招いたミスを帳消しにする同点ゴールを決めた。
選手交代にかける河崎監督だが、リズムに乗った名古屋の逆転は自然な流れだった。FW久保裕一のポストからMF西山洋平が相手DFと競りながら戻したボールを久保が右足でゴール左へ突き刺した。鹿島は攻撃的な選手を総動員して活性化をはかるが、むしろ3トップに攻撃のスペースを与えてしまい、彼らの攻撃によって線を断ち切られた。
そして34分、リスタートを焦ってボールを失った鹿島に絶望的な失点をプレゼントしたのはまたもや久保だった。新川が右サイドを持ち上がると、丁寧なパスを右足できっちり決めた。2分後にはハットトリックを意識して決定機に外してしまったが、鹿島が付け入る材料にはならなかった。焦りから自陣でパスミスを鹿島がしてはDF陣が何とか防ぐ状況が10分近き、タイムアップを告げる笛が寒風を切り裂いた。
「長短のパスをうまく使ってやれていた」と朴才絃監督。持ち前の技術に加え、状況判断も名古屋が上だった。FC東京戦は厳しい戦いが予想されるが、彼らのメンタリティを持ってすれば勝機は十分だ。一方、鹿島の河崎監督は無念の表情を浮かべたが「厳しいゲームを耐えてベスト8まで良く来た」と選手への労いを忘れなかった。そして、また多くの興味深い素材を揃える来季へのチーム作りに意欲を見せていた。
以上
2006.12.10 Reported by 河治 良幸
http://www.jsgoal.jp/2006jyouthcup/news/article/00042062.html
|
|
2006/12/12
|